自分でできる!外壁セルフチェックリスト
自分でできる!外壁セルフチェックリスト
やっと、秋の涼しい風が気持ちよい季節がやってきました。
暑い夏が終わり、外での作業がしやすくなったこの時期こそ、お家の外壁をチェックする絶好のタイミングです。
「最近、外壁の色が薄くなってきた気がする…」 「そろそろ塗り替え時期かな?」
そんな疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。外壁の状態は、実はご自分でもある程度確認することができます。今回は、誰でも簡単にできる外壁のセルフチェック方法をご紹介します。
なぜ外壁のチェックが大切なの?
外壁は、雨風や紫外線から大切なお家を守る重要な役割を担っています。定期的にチェックすることで、小さな不具合のうちに発見でき、大がかりな修繕工事を避けることができます。また、早期発見は費用面でもメリットが大きいのです。
外壁セルフチェックのポイント
1. 外壁の見た目をチェック
まずは少し離れた場所から、お家全体を眺めてみましょう。
☐ 色あせやツヤの減少新築時と比べて明らかに色が薄くなっていたり、ツヤがなくなっていませんか?
☐ チョーキング現象
外壁を手で触ってみて、白い粉のようなものが手につくかチェックしてみてください。これは塗料が劣化している証拠です。
☐ ヒビ割れ(クラック)
髪の毛のような細いものから、幅の広いものまで、ひび割れがないか確認しましょう。
2. 外壁表面の状態
近づいて、より詳しく表面を観察してみます。
☐ コケ・カビ・藻の発生特に北側の壁面や、湿気がたまりやすい場所に緑色の汚れがついていないでしょうか。
☐ 塗膜の膨らみや剥がれ
塗料がぷっくりと膨らんでいたり、ペラペラと剥がれている箇所はありませんか。
☐ 雨だれやシミ
外壁に筋状の汚れや、黒っぽいシミが目立つようになったら要注意です。
3. シーリング(コーキング)の点検
サイディングボードの継ぎ目や窓まわりのシーリング材もしっかりチェックしましょう。
☐ ひび割れや剥がれシーリング材にひび割れがあったり、外壁から剥がれている部分はないでしょうか。
☐ 硬化・痩せ
触ってみて硬くなりすぎていたり、明らかに細くなっている場合は交換時期です。
4. 屋根・付帯部分の確認
可能な範囲で、屋根や付帯部分も確認してみてください。
☐ 屋根の色あせ・サビ屋根材の色が変わっていたり、金属部分にサビが発生していませんか。
☐ 雨どいの状態
雨どいが変形していたり、外れかけている箇所がないか確認しましょう。
☐ 軒天・破風板
軒天(屋根の裏側)や破風板に黒ずみや腐食の兆候がないかチェックします。
5. 室内からのサインも見逃さずに
外からだけでなく、室内からも異常がないか確認しましょう。
☐ 天井や壁のシミ雨漏りの可能性があるため、早急な対応が必要です。
☐ 結露やカビ
窓まわりに異常に多くの結露やカビがある場合は、外壁の防水性能が低下している可能性があります。
チェック結果の判断基準
🚨 3つ以上該当した場合
早めの専門点検をおすすめします。複数の症状が現れている場合、外壁の劣化が進行している可能性が高いため、プロによる詳しい診断を受けましょう。
⚠️ 1〜2つでも気になる症状がある場合
まだ緊急性は低いものの、無料診断を利用して現状を把握しておくと安心です。早めの対策で、将来的な大がかりな工事を避けることができます。
最後に
外壁のセルフチェックは、お家を長持ちさせるための第一歩です。しかし、ご自分では判断が難しい部分もあるため、気になる症状が見つかったら、遠慮なくご相談ください。豊富な経験を持つプロの診断士が、お住まいの状態を詳しく確認し、最適なメンテナンス計画をご提案いたします。


